YAMAHA RTX1000
2009年02月21日 22時22分23秒
仕事でいじったRTX1000の覚書。 RTX1000 ヤマハルーター
注意
2009年02月21日
とあるリンク元ページにこんな記述が。
まずルーターにログインができない!! (一般的なルーターはパソコンと接続後、インターネットエクスプローラを起動してアドレス欄に 192.168.1.1 や web.setupと入力してEnterで設定画面がでます。)
「一般的なルーター」ではなく「一般的な家庭用ルーター」と記述を修正すべきかなと思います。
RTX1000はどちらかというと業務用ルータではなく、業務用ダイアルアップルータといった方が良いかもしれません。 業務用ルータは、メーカーが良識を捨てない限りは初期設定でネットワーク経由の設定が出来たりすることはないと思います。 ※ちなみに、RTX1000はファームのアップグレードをすればWebベースのコンソールも使えます。
筆者が今まで見てきた基幹で使われるルーターは大概コンソールで設定してましたし、それが普通だと思います。作業員はノートパソコンとシリアルケーブルいつも持ち歩いてましたね。ネットワークからHTTPやTelnetでつなげる事が出来る状態のルータを基幹に配置するの怖いですね。可能なら無効にしておくべきです。いついたずらされるか分かりませんし。不特定多数が使用するような環境ならなおさらです。
デフォルトでIPアドレスをふっていません
よくありがちな 192.168.1.2 とか 192.168.1.254 とか取説にあるような 192.168.100.1 とかのIPアドレスは設定されていません。なので、単にLAN線つないでも利用不可能です。
IPアドレスの設定方法
シリアル(RS232C)ケーブルを使った方法
クロス結線のケーブルでPCとRTX1000をつなぎます。使うアプリケーションは、Windowsならアクセサリにあるハイパーターミナル。Unixならtipとかcuとかのリモート接続クライアント。
シリアルコンソールというやつ。 モデムとPCを初めて繋いでターミナルソフトをいじった時の記憶が蘇ってきたりした。なつかしぃ。
RARPでアドレスを付与
恥ずかしながらRARPってプロトコルを初めて知った。 RARPプロトコルをしゃべるRARPサーバを立ててRTX1000にIPアドレスを取得させます。
FreeBSDで
- MACアドレス→ホスト名( /etc/ethers )
- IPアドレス→ホスト名( /etc/hosts )
- /tftpboot/IPアドレス
の3ファイルの定義+rarpdデーモン起動で付与させることができた。
注意
RTX1000のLANインタフェースは3つ(lan1,lan2,lan3)あるので、使わないインタフェースには不用意にIPアドレスを設定しない。 lan1はスイッチングハブとなっているので、使うならlan1か? 他のインタフェースはスニファーあたりでつかうのかしらん??
lan2,lan3のインタフェースはスイッチじゃないせいか、スイッチングハブ4個ほど離れたrarpのサーバと通信できなかった模様。