2024-08-28
使い方を追記
「偽装ちゃん22v」です。
棒読みちゃんの替わりに起動すると、コメントビュアなどからのメッセージを受け取って音声合成製品に発声させます。
「偽装ちゃん22」から、AssistantSeikaとの接続機能を省き、利用者が自身で利用製品(音声合成製品アクセスDLL)を選択できるようにしています。
新しいお試し版も含めてこちらで公開しました。
https://k896951.booth.pm/items/5065157
バリエーション | 説明 | ||
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お試し版 | 音声合成製品アクセスDLLのお試し版を全部同梱しています。動作確認に使ってください。お試し版は有効期限を2024-09-30 に設定しています。 | ||
AssistantSeika専用版 | AssistantSeikaと接続する製品アクセスDLLとの組み合わせです。偽装ちゃん22とほぼ同じ動作をします。AssistantSeikaがサポートする音声合成製品を利用できます。 | ||
SAPI版 | 以下の音声合成製品アクセスDLLを同梱しています。 SAPI(64bit) |
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AIコレクション版 | 以下の音声合成製品アクセスDLLを同梱しています。 A.I.VOICE CeVIO/AI SAPI(64bit) |
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TTSコレクション版 | 以下の音声合成製品アクセスDLLを同梱しています。 VOICEVOX SHAREVOX COEIROINK COEIROINKv2 LMDROID ITVOICE SAPI(64bit) |
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音声合成製品アクセスDLL | 音声合成製品アクセスDLL単品です。対応製品を増やしたい場合にお使いください。 | ||
#1 | SAPI(64bit)を利用する為の製品アクセスDLLです。 SAPI版、AIコレクション版、TTSコレクション版、の「偽装ちゃん22v」に同梱しています。 | FakeChan22BackendSAPI64.dll | |
#2 | A.I.VOICEを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendAIVOICE.dll | |
#3 | CeVIO AIを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendCEVIOAI.dll | |
#4 | CeVIO CS7を利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendCEVIOCS7.dll | |
#5 | VOICEVOXを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendVOICEVOX.dll | |
#6 | COEIROINKを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendCOEIROINK.dll | |
#7 | COEIROINK v2を利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendCOEIROINKV2.dll | |
#8 | SHAREVOXを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendSHAREVOX.dll | |
#9 | LMROIDを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendLMROID.dll | |
#10 | ITVOICEを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendITVOICE.dll | |
#11 | VOICEVOX Nemoを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendVOICEVOXNemo.dll | |
#12 | AssistantSeikaを利用する為の製品アクセスDLLです。 | FakeChan22BackendAssistantSeika.dll | |
リスナ拡張DLL | 機能拡張DLL単品です。必要な機能があればお求めください。 | ||
拡張ファイル監視 | テキストファイルへの行追加を検出し差分を読み上げするためのDLLです。ログファイルの読み上げを想定しています。 | TaskExtendFileWatcher.dll | |
拡張Httpリスナ | IPアドレス・ポート番号指定が可能なHTTP受付用DLLです。ポート変更が必要な場合や、外部PCから接続が必要な場合はこちらを利用できます。 ※外部からHTTPで「偽装ちゃん22v」を実行しているPCへ接続させる場合は「偽装ちゃん22v」を管理者権限で起動する必要があります。 | TaskExtendHttpWatcher.dll | |
拡張Socketリスナ | IPアドレス・ポート番号指定が可能なSocket受付用DLLです。ポート変更が必要な場合や、外部PCから接続が必要な場合はこちらを利用できます。 ※外部からSocketで「偽装ちゃん22v」を実行しているPCへ接続させる場合は「偽装ちゃん22v」を管理者権限で起動する必要があります。 | TaskExtendSocketWatcher.dll | |
WebSocket受付リスナ | https://github.com/chocoa/BouyomiChan-WebSocket-Plugin で公開されているWebSocket受付用プラグインのプロトコルを受付出来るDLLです。 17LIVE用コメントビュア17Liveコメントビューアー47との連携で使われている模様です。 ※外部からHTTPで「偽装ちゃん22v」を実行しているPCへ接続させる場合は「偽装ちゃん22v」を管理者権限で起動する必要があります。 | TaskExtendWebSocketWatcher.dll |
「偽装ちゃん22v」で利用可能な音声合成製品アクセスDLL、リスナ拡張DLLを別途BOOTHで公開しています。
購入 or ダウンロードしたzipファイルから製品アクセスDLLを取り出してフォルダExtendにコピーして「偽装ちゃん22v」を起動してください。
- DLLをまとめる目的で Costura.Fody を利用しています。
バージョン 5.7.0 作成者 geertvanhorrik,simoncropp ライセンス https://licenses.nuget.org/MIT
- Costura.Fody の依存関係により Fody を利用しています。
バージョン 6.8.1 作成者 Fody ライセンス https://www.nuget.org/packages/Fody/6.8.1/license
- 音声再生のため、NAudio を利用しています。
NAudio.Core 2.2.1 Mark Heath MIT NAudio.Wasapi 2.2.1 Mark Heath MIT
初めて FakeChan22v.exe ( BouyomiChan.exeにリネームしている場合はBouyomiChan.exe ) を立ち上げるとこの表示が行われます。
OKボタンを押すと話者リストのエディタへ遷移します。
話者リストに話者を登録し保存ボタンで保存を行うと、メインウインドウへ遷移します。
2回目起動以降、最初に表示されるウインドウです。
このウインドウから、話者リストの編集、置換リストの編集、リスナ設定編集、TTS(音声合成製品)設定編集、キュー制御編集、呟き制御編集、コメントジェネレータファイル設定、ウインドウタイトル設定、リスナ初期化、を行います。
初回起動時に遷移させられる、話者リストのエディタです。2回目以降はメインウインドウにある話者リストの追加,編集のボタンを押して表示されます。
話者リストは、目的に従って話者を集約したリストになります。例えば音声製品毎の話者群であったり、女性・男性だけの話者群であったり、英語話者を集めたものであったり、目的によって複数作成できます。
話者一覧から話者を選択し、追加ボタンを押すと話者リストに話者が追加されます。フィルタで話者名を絞り込む事もできます。
全部追加ボタンを押すと話者一覧の全話者を話者リストに追加します。
並びの変更は、話者リストの対象話者を選択してから↑移動ボタン、↓移動ボタンを使ってください。
話者リストの話者を選択して削除ボタンを押すと削除されます。利用のチェックを外すと、話者リストにあっても利用されない話者となります。
同じ話者を複数登録しても構いません。
話者リストの話者名は修正が可能です。必要なら音声パラメタを調整し、パラメタに対応した名称にすると分かりやすいかもしれません。
話者リストの識別には、テキスト先頭に記述する話者指定の1~3桁英数字文字列を設定します。すべて設定する必要はありません。 識別は大文字小文字を区別します。また同一の識別を指定した場合は後勝ちです。話者リストの先頭から辿って最後に設定された話者に適用されます。
テキスト | 選択される話者 |
---|---|
“T2)こんばんは!” | cid=70000 さとうささら |
“T1)こんばんは!” | cid=70004 弦巻マキ (日) |
“t2)こんばんは!” | cid=70008 すずきつづみ |
保存ボタンで話者リストに話者リスト名を付けて保存します。目的や用途が明確な名前に変更してください。同じ話者リスト名で話者リストを複数登録できますが、管理が面倒になるのでお勧めしません。
音声合成製品に発声させるテキストの置換を行うための定義を行うエディタです。メインウインドウにある定義リストの追加,編集のボタンを押して表示されます。
置換リスト定義編集ウインドウ左端の一覧は、処理と処理の順序を示しています。
一覧の先頭から順番に「実行」にチェックの入った処理を実行します。一覧の上部にある移動ボタンで選択した処理の順番を変更する事が出来ます。
変換テストを使って変換処理の結果を確認できます。
置換リスト定義名にはデフォルトの名称が設定されています。目的や用途が明確な名前に変更してください。同じ置換リスト定義名で置換リスト定義を複数登録できますが、管理が面倒になるのでお勧めしません。
「実行」にチェックが入り、「適用」にチェックが入っていると、テキスト先頭の話者指定記述(全て半角の文字)を検出して使用するようになります。例えば
y5)コンバンワ
は “y5)” と “コンバンワ” に分離され、話者リストの“y5”と紐づけられた話者で“コンバンワ”を発声させることになります。
「補正」にチェックが入っていると、話者指定の全角記述を許容するようになります。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中のURLと推測される個所を指定の文字列で置換します。この例だと、
検索エンジンはこちら https://www.google.com
は
検索エンジンはこちら URL省略
と変換されます。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の連続した「w」や、おそらく「笑」の意であろう「w」を「わら」に変換します。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の連続した「8」を「パチ」に変換します。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の絵文字で可能な場合は通常テキスト表記に変換します。例えば
開店時間は🕥です!
は
開店時間は10時半です!
と変換されます。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の絵文字を除去します。例えば
拍手~👏👏
は
拍手~
と変換されます。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の全角英字記号を半角に変換します。例えば
YAHOO!?
は
YAHOO!?
と変換されます。
「実行」にチェックが入っていると、テキスト中の全角数字を半角に変換します。例えば
3141592
は
3141592
と変換されます。アラビア数値のみの処理なので注意してください。
「実行」にチェックが入っていると、置換処理の定義に従ってテキストの置換を行います。
追加ボタンを押すと置換定義が追加されます。
並びの変更は、置換定義を選択してから↑移動ボタン、↓移動ボタンを使ってください。
削除で選択した置換定義を削除します。
適用のチェックを外すと置換定義リストにあっても利用されない置換定義となります。
置換リストは目的によって複数作成できます。テキストの「ですます調」を「である調」にする置換、特定のライブ配信で補正する必要があるキーワードの置換、の様に複数作成できます。もちろん一つのリストにすべて登録しても構いません。
マッチングパターン、置換内容には、Microsoft .NET Framework の正規表現を適用できます。
マッチングパターン | 置換内容 | 置換前 | 置換結果 |
---|---|---|---|
沙花叉 | さかまた | 沙花叉クロヱ | さかまたクロヱ |
^(.+)[GgGg][JjJj]$ | グッジョブが送られました:$1 | よくやった!GJ | グッジョブが送られました:よくやった! |
名前の読みが難しそうな場合に登録して対応する等に利用できます。リストの先頭から順に適用していきます。
「実行」にチェックが入っていると、先頭から「最大長」の文字数だけ選択して以降の文字を切捨てします。
その後に「追加文字列」で指定する文字列を追加します。例えば最大長を8とした場合
3.141592653
は
3.141592(以下略
と変換されます。
テキストを入力して一覧の各処理の処理結果を確認する事が出来ます。
偽装ちゃん22v がテキストの受信を行うインタフェースの設定を行うエディタです。メインウインドウにあるボタン「リスナ」を押して表示します。
編集するインタフェースを選択してから設定を行ってください。
リスナ名は、メインウインドウで選択したインタフェース( リスナ )の名称です。
リスナ名 | 説明 |
---|---|
棒読みちゃんIPC接続 BouyomiChan/Remoting | 棒読みちゃんの IpcClientChannel接続を模しています。連携ソフトウエアがIPCを利用する場合はここを有効にします。 |
Socketリスナ 127.0.0.1:50001 | 棒読みちゃんの Socket接続ポート50001を模しています。連携ソフトウエアがSocketを利用する場合はここを有効にします。 |
Socketリスナ 127.0.0.1:50002 | 棒読みちゃんの Socket接続ポート50002を模しています。連携ソフトウエアがSocketを利用する場合はここを有効にします。 |
HTTPリスナ 127.0.0.1:50080 | 棒読みちゃんの HTTP接続ポート500080模しています。連携ソフトウエアがHTTPを利用する場合はここを有効にします。 |
HTTPリスナ 127.0.0.1:50081 | 棒読みちゃんの HTTP接続ポート500081模しています。連携ソフトウエアがHTTPを利用する場合はここを有効にします。 |
クリップボード監視 | OSのクリップボードにコピーされたテキストを入力として利用する場合はここを有効にします。棒読みちゃんのクリップボード監視プラグインと類似の機能です。 |
リスナ拡張DLLを追加すると、利用可能になったリスナが一覧に追加されます。
偽装ちゃん22が受信したテキスト(メッセージ)を登録したキューを制御するための境界値を設定するエディタです。メインウインドウにあるボタン「キュー制御」を押して表示します。
キューから取り出したテキストの扱いを決める境界値を設定します。
上位のモードの境界値は、下位のモードの境界値よりも大きい必要があります。
状態 | モード | 説明 |
---|---|---|
キュー滞留数がモード0の閾値以下 | モード0 | 話者リストの話者のパラメタに従って発声を行う。 |
キュー滞留数がモード1の閾値を越えた | モード1 | キュー内のメッセージ数が指定の数を超えると、話者リストの話者の話速パラメタを1.3倍に変更して発声を行う。 |
キュー滞留数がモード2の閾値を越えた | モード2 | キュー内のメッセージ数が指定の数を超えると、話者リストの話者の話速パラメタを1.5倍に変更して発声を行う。 |
キュー滞留数がモード3の閾値を越えた | モード3 | キュー内のメッセージ数が指定の数を超えると、話者リストの話者の話速パラメタを1.7倍に変更しテキストの長さを24文字に切捨てして発声を行う。 |
キュー滞留数がモード4の閾値を越えた | モード4 | キュー内のメッセージ数が指定の数を超えると、話者リストの話者の話速パラメタを1.9倍に変更しテキストの長さを12文字に切捨てして発声を行う。 |
キュー滞留数がモード5の閾値を越えた | モード5 | キュー内のメッセージ数が指定の数を超えると、キューのテキスト(メッセージ)をすべてクリアして新たにキューへの登録を開始する。 |
偽装ちゃん22v が何も発声せず指定の時間が経過すると呟くメッセージを指定できます。メインウインドウにあるボタン「呟き制御」を押すと表示されます。
発声タイミングを登録し、各タイミング毎に発声させるメッセージ一覧と発声で使用する話者リストを指定します。
話者、メッセージ、はそれぞれランダムに決定されます。
「呟き機能を利用する」のチェックを外すと、呟き機能は停止します。
ウインドウタイトルが気に入らないという人のために用意されました。メインウインドウにあるボタン「タイトル」押すと表示されます。
コメジェネで生成するcomment.xml互換のXMLファイルを生成するパスを指定します。メインウインドウにあるボタン「コメGENファイル」を押すと保存先のフォルダとファイル名を指定するためのダイアログが表示されます。
メインウインドウにあるボタン「リスナ初期化」を押すとリスナ設定の内容が初期化されます。他の設定は初期化されません。
IPC, Socket, HTTP による接続のサンプルは棒読みちゃんに同梱されていますのでそちらをご覧ください。
MultiCommentViewerの棒読みちゃん連携ではFakeChan22v.exeを選択できません。FakeChan22v.exeをコピーしてBouyomiChan.exeにリネームします。
NCVは自身で棒読みちゃん(偽装ちゃん)を起動しなかった場合、定期的に棒読みちゃんプロセス存在確認を行っているようです。
BouyomiChan.exeがプロセスに存在しないとコメント読み上げの度に棒読みちゃん(偽装ちゃん)を立ち上げようとします。
FakeChan22v.exeをコピーしてBouyomiChan.exeにリネームし、NCVのオプションでこれを指定します。
オプションでソケット通信を選択します。FakeChan22v.exeを起動すると読み上げが始まります。
ツイキャスコメントビューアーは棒読みちゃんの話者指定に声質1番(女性1)を指定するようなので、必要なら話者リストに2話者以上を登録してください。