目次

回復ドライブ作成手順

2025-08-27
新規作成

Windows11 Pro 23H2の回復ドライブ作成ができなかったので、できるようにする手順。

管理者権限での実行が前提!

ファイルの破損があったら回復

以下の2点を実行

C:\Windows\System32>sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。
オンライン修復の場合、詳細は次の場所にある CBS ログ ファイルに含まれています
windir\ Logs\CBS\CBS.log (たとえば C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log)。オフライン修復の場合、
詳細は /OFFLOGFILE フラグによって指定したログ ファイルに含まれています。

C:\Windows\System32>dism /online /cleanup-image /restorehealth

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.22621.2792

イメージのバージョン: 10.0.22631.5771

[==========================100.0%==========================] 復元操作は正常に完了しました。
操作は正常に完了しました。

C:\Windows\System32>sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。

C:\Windows\System32>

回復環境の準備

回復ドライブ作成の準備ができているか確認。

C:\Windows\System32>reagentc /info
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成
情報:

    Windows RE の状態:         Disabled
    Windows RE の場所:
    ブート構成データ (BCD) ID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
    回復イメージの場所:
    回復イメージ インデックス: 0
    カスタム イメージの場所:
    カスタム イメージ インデックス: 0

REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。

C:\Windows\System32>reagentc /enable
REAGENTC.EXE: Windows RE イメージは見つかりませんでした。

C:\Windows\System32>

reagentc /enableでエラーが出た。見つからないイメージは同じバージョンのWindowsからのコピーか、ISOイメージからの抽出で対応する。
ここではISOイメージから入手する。

ISOイメージから抽出

Windows11 Pro 23H2 のISOイメージをマウントして、ファイル install.wim から目的の回復イメージ winre.wim を抽出する。
dismコマンドがエラーを吐くので、マウントしたISOイメージから直接アクセスではなく、ローカルドライブにコピーして利用する。

install.wim のマウント

G:\install.wim のマウント先フォルダ G:\mount を作成する。

CD /D G:\
MD mount

ここでは、ISOイメージをKドライブにマウントし、install.wim をGドライブ直下にコピーする。

CP K:\sources\install.wim G:\install.wim

install.wim 内の抽出対象を確定する。この例だとインデックスが3のモノが対象。

G:\> Dism /Get-wiminfo /wimfile:"G:\install.wim"

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.22621.2792

イメージの詳細: G:\install.wim

インデックス: 1
名前: Windows 11 Home
説明: Windows 11 Home
サイズ: 19,049,857,449 バイト

インデックス: 2
名前: Windows 11 Education
説明: Windows 11 Education
サイズ: 19,322,291,064 バイト

インデックス: 3
名前: Windows 11 Pro
説明: Windows 11 Pro
サイズ: 19,355,333,244 バイト

インデックス: 4
名前: Windows 11 Pro Education
説明: Windows 11 Pro Education
サイズ: 19,322,241,274 バイト

インデックス: 5
名前: Windows 11 Pro for Workstations
説明: Windows 11 Pro for Workstations
サイズ: 19,322,266,169 バイト

操作は正常に完了しました。
G:\> 

install.wim のインデックス3の内容をマウントする。※内容を展開する

G:\> dism /mount-wim /wimfile:"G:\install.wim" /index:3 /mountdir:"G:\mount"

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.22621.2792

イメージをマウントしています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。
G:\>

※結構待たされるので気長に

winre.wimコピーと回復ドライブ有効化

winre.wimをコピーする。

CP G:\mount\Windows\System32\Recovery\winre.wim C:\Windows\System32\Recovery

回復ドライブ作成許可を出す。

G:\> reagentc /enable
REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。

G:\> reagentc /info
Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成
情報:

    Windows RE の状態:         Enabled
    Windows RE の場所:         \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition3\Recovery\WindowsRE
    ブート構成データ (BCD) ID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
    回復イメージの場所:
    回復イメージ インデックス: 0
    カスタム イメージの場所:
    カスタム イメージ インデックス: 0

REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。

G:\>

回復ドライブ作成

動くようになった。

追記

install.wimじゃなくて install.esd が入っている場合もあるようです。この場合は install.esd から install.wim を取り出さなきゃけないみたいです。 https://qiita.com/kunutomo22/items/142fc352ef95145c82ad