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偽装ちゃん関連

「偽装ちゃん」は、棒読みちゃん のフリをして外部プログラムからのリクエストを受け音声合成製品を呼び出します。
棒読みちゃんから呼び出しができない音声合成製品を呼び出しする事が出来ます。

「偽装ちゃん」には以下の種類があります。

偽装ちゃん

開発のきっかけ

棒読みちゃん用プラグイン https://github.com/Yukikazari/Plugin_CevioAi が公開された事です。
SeikaSay2コマンドを使ってAssistantSeikaを呼び出し棒読みちゃんから利用できなかったCeVIO AIを稼働させる仕組みです。
製作者様も書かれているように、仕組み的にちょっと無理があり、発声リクエストが多くなると厳しいものがありました。
製作者様にとても失礼なのですが、この状況がAssistantSeikaの評価になるのは避けたいと思いました。

幸いな事に棒読みちゃんのIPC接続インタフェースに関して情報が公開されています。 棒読みちゃんに偽装した同じIPC接続インタフェースを持ったサービスプログラムを動かしてAssistantSeikaのAPIを直接呼び出せるようにしてしまおう、という考えが浮かぶのはすぐでした。 もちろん、棒読みちゃんに関する大量のソフトウエア資産が利用できなくなるデメリットはありますが、この時点では「発声させられる事」が優先だと考えました。

ソフトウエアの名前も色々考えてはみたのですが、自分的に一番しっくり来たのは名は体を表すの通り、やっていることそのままな「偽装ちゃん」でした。 ※「棒読みちゃん」のネーミングにも近かったし……

アイコン

「偽装」の文言からネガティブな事を想像する人もいるだろうな…じゃあアイコンは「黒いのにしたろ」となり黒地に白であんな顔を描きました。
※予想通り「名前とアイコン何とかしろよ」というお言葉をいくつもいくつも頂きました。

偽装ちゃん22

偽装ちゃんは基本的に1つの実行形式になっています。何か機能追加する度に再コンパイルが必要です。
プラグインのような後から機能を拡張できるような仕組みがありません。偽装ちゃん22はこのための仕掛けを実装して機能拡張を可能にしようとしました。

実際にWebSocket接続での読み上げ、ログファイル等に追記されたテキストの読み上げ、を行う拡張機能を公開しています。

偽装ちゃん22v

AssistantSeika排除とDLL手動コピー

偽装ちゃん22はAssistantSeikaのクライアントプログラムでもあります。AssistantSeikaに音声合成製品の制御を委ねているのです。

……なのですが、それを欠点として挙げる人も多くいます。AssistantSeikaは要らんだろうと。たくさんのプログラムを立ち上げている中、1つだけ削減しても焼け石に水(どころか水滴)だろうと思うのですが。
また、VOICEVOXしか使わないのにCeVIOAIやVOICEROID2の処理まで含んだものを使うのが気に入らない、なんてお話をもらったりしました。

ならば、という事で偽装ちゃん22vではAssistantSeikaの音声合成製品制御ロジックを流用し各製品専用のプラグイン(DLL)を作成、偽装ちゃん22vから直接制御する方法に変更しました。
また製品の選択を実装すると「俺の使わない製品のコードが入っている」と誤解をされかねないので、利用者自身の手で明示的に必要とするDLLを所定のフォルダにコピーするという、一見面倒な手段を採用しました。

BOOTHで公開

この版から、GitHubでのソース公開を止め、コンパイルしたバイナリをBOOTHで公開しました。今後偽装ちゃん関連はBOOTHで公開するつもりです。