2013/04/28 なんかグダグダ言う人の説明がよくわからなかったので、なんとなく自分用にまとめてみる。
原子核の崩壊により放出される粒子や電磁波。
放射線自体の単位(本数?強さ?)はなんだろう?
放射線を照射された『物質』に与えるエネルギー量の単位がグレイ。1グレイ=1J/kg。※吸収線量?
この『物質』が人間だった場合の単位がシーベルト。照射される場所によって与えられるエネルギー量が異なるので色々補正がかかる。
γ線は放射性物質がなければ出ない。X線は放射性物質不要(制動放射)。でも線そのものは見分けがつかない。
放射能は、1秒間に崩壊する原子核の数で表現される。単位はベクレル。
放射線の数を示すわけではない。ひとつの原子核崩壊でひとつの放射線しか出ないとは限らないから。
でも1秒間に発生する放射線の数、という説明もあった。
さて、どっちなんだろう?
Web上の説明を読んでみると
の二つが混在して説明されているように見える。
不安定な物質で、きっかけさえあれば原子核の崩壊を何度も繰り返し、安定する物質に変異していく。
放射線を生み出す放射性物質を放射線源という。
半減期とは放射性物質の放射能が元の半分に減るまでの期間。
ベクレルで表される数値だけを見ると色々引っ掛けがある。
物質A:1000万ベクレル、半減期30分 | 物質B:500万ベクレル、半減期60分 | |
---|---|---|
30分後 | 500.00万ベクレル | |
60分後 | 250.00万ベクレル | 250.00万ベクレル |
90分後 | 125.00万ベクレル | |
120分後 | 62.50万ベクレル | 125.00万ベクレル |
150分後 | 31.25万ベクレル | |
180分後 | 15.63万ベクレル | 62.50万ベクレル |
210分後 | 7.81万ベクレル | |
240分後 | 3.91万ベクレル | 31.25万ベクレル |
270分後 | 1.95万ベクレル | |
300分後 | 0.98万ベクレル | 15.63万ベクレル |
330分後 | 0.49万ベクレル | |
360分後 | 0.24万ベクレル | 7.81万ベクレル |
390分後 | 0.12万ベクレル | |
420分後 | 0.06万ベクレル | 3.91万ベクレル |
450分後 | 0.03万ベクレル | |
480分後 | 0.02万ベクレル | 1.95万ベクレル |
520分後 | 0.0076万ベクレル | |
550分後 | 0.0038万ベクレル | 0.98万ベクレル |
上の表で1万ベクレルを切るまでの時間にだいたい2倍近い差が出ている。
瞬間的に計測された放射線量(ベクレル)だけ見ても駄目で、まぁ危険なことに変わりはないが、その放射線源が何かによって考え方を変える必要がある。
大量でも半減期の短いものならすぐ許容範囲にまで線量が落ちるだろう。少量でも半減期が長ければ長い間影響を与え続けることになる。